毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
『光君・・』

光君の髪の毛に、手を伸ばす。
ふわりと、髪の毛が私の手をくすぐる。

「ん・・んん・・」

光君が寝返りを打ち、こっちを向いた。
閉じたままの瞼。
相変わらずの、長いまつげ。

光君の前髪をあげて、おでこを触る。

・・少し、熱いな・・


パチッ


光君が、
目を覚ました。


< 101 / 199 >

この作品をシェア

pagetop