毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
私たちの間に流れる気まずい空気はまだここにしっかり息づいていて
どんなに取り繕ってみてもごまかしきれない。
なかったことにはできない。
だったら。
だったら今だけは。
今この瞬間だけを考えて
一緒に過ごそう。
『光君、早く良くなることだけ考えて』
「・・はい」
おでこに冷えピタを貼る。
「冷たっ」
と、顔をそむける。
『ちゃんとこっち向いて。剥がれちゃうよ』
それから、ポカリスエットを渡す。
『一口でも、飲んで。』
光君は渋々、ゴクリゴクリ、と、飲み込む。
どんなに取り繕ってみてもごまかしきれない。
なかったことにはできない。
だったら。
だったら今だけは。
今この瞬間だけを考えて
一緒に過ごそう。
『光君、早く良くなることだけ考えて』
「・・はい」
おでこに冷えピタを貼る。
「冷たっ」
と、顔をそむける。
『ちゃんとこっち向いて。剥がれちゃうよ』
それから、ポカリスエットを渡す。
『一口でも、飲んで。』
光君は渋々、ゴクリゴクリ、と、飲み込む。