毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
ここ、どこだろ。
駅員さんも 誰もいない・・

いよいよがまんできなくなって、私は隣の席に倒れこんだ。

そのとき
「おいっ」
と声が聞こえ、誰かが私を受け止めた。

その誰かを確認する余裕なんかなくて、私はその誰かの膝に倒れこんだ。

「おいっ」
『う・・うぅぅ・・』

そこで
私の記憶は途切れた
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