毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
教室に戻って5時間目。

リカコと一緒に移動教室に向かって歩いていた。
目指すは第2化学室。

「タイミングだよ、美月」

『急に、なに』

「美月、タイミング悪すぎ」

『だから、何が?』

「何も、かも」


リカコは、しれっと先に行ってしまった。

―――タイミングねぇ・・
  何のことかはわからないけど
  確かに最近の私、
  いろいろタイミング悪すぎかも。
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