毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
三ツ矢君にもらったカイロを
ぎゅっと握りしめる私。


お昼になって、リカコと学食。
リカコは唐揚げ定食。
私はカツ煮定食。
4時間目が長引いたから、すでに
学食はいっぱい。

カツ煮定食を持ってうろついていると
席をみつけたリカコが私を呼ぶ。

「美月!こっちこっち」

『・・リカコ・・』

「ん?」

私はリカコの背後に視線を走らせる。
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