毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
「もう行っちゃうの?
 待って、広瀬くーーん」

新山さんの声が、頭に響く。

―――はぁ。キツイな・・・



すぐに忘れられるなんて
思ってなかったけど。
忘れられないことが
こんなに苦しいことだったなんて
知らなかった。

でも
ここでくじけちゃダメだ。

だって
もう
私は光君のために
戦えないから
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