毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
光君は、私の前髪をサラっと横に流しながら

「気持ちが落ち着いたら
 言ってください」

と、フッと笑って言って
保健室から出て行った。

ドックンドックンと
最高潮にまで私の心臓を高鳴らせておいて
自分は勝手に出て行くなんて。 

私はタオルを頭から被った。

・・・シトラスの匂いと
光君の汗の匂いがした・・・
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