毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
それから、広瀬君に家まで送ってもらった。
送りながら、私は広瀬君に突撃インタビューを試みた。
『質問1。どうしていつも、敬語なの?』
「僕は姉が3人居て、小さいころから年上の女性には敬語を使え、とこっぴどく言われてきたので、その頃の癖なんだと思います。」
『えーーーっっっ お姉ちゃんが3人もいるの?!すっごい、楽しそうっ。
しかも広瀬君が末っ子とか、めっちゃ楽しそう。』
「楽しいハズ、あるわけないでしょ。地獄です。」
ふふ。
『質問2。将来の夢は?』
「・・設計士。」
『設計?』
「ビルとか、作りたいんです」
『へぇ~』
私は立ち止まって、広瀬君を見た。
はじめて、広瀬君の本気の部分を見た気がした。
広瀬君も立ち止まり、私をじっと見つめて
「おかしいですか?」
と、珍しく自信なさげに言った。
送りながら、私は広瀬君に突撃インタビューを試みた。
『質問1。どうしていつも、敬語なの?』
「僕は姉が3人居て、小さいころから年上の女性には敬語を使え、とこっぴどく言われてきたので、その頃の癖なんだと思います。」
『えーーーっっっ お姉ちゃんが3人もいるの?!すっごい、楽しそうっ。
しかも広瀬君が末っ子とか、めっちゃ楽しそう。』
「楽しいハズ、あるわけないでしょ。地獄です。」
ふふ。
『質問2。将来の夢は?』
「・・設計士。」
『設計?』
「ビルとか、作りたいんです」
『へぇ~』
私は立ち止まって、広瀬君を見た。
はじめて、広瀬君の本気の部分を見た気がした。
広瀬君も立ち止まり、私をじっと見つめて
「おかしいですか?」
と、珍しく自信なさげに言った。