毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
どこからか手が伸びてきて、
私はくるりと振り向かされ
気づけば目の前に広瀬君。
見上げると、広瀬君の顔。

う。。わぁ。。。

ちょうど私はドアにもたれかかるような状態で
広瀬君は私の顔の両側に手をついている。
ラッシュの人の波から
守ってくれている。

広瀬君の
包容力に包まれて
私は電車内の暑さと、広瀬君との距離の近さに
急に熱くなった。

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