毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
右足が、後ろの壁にぶつかる。

・・・マズイ。逃げ場所、なくなった・・・

ドン!

ドン!


右手を 私の顔の横の壁につき、
左手を 腰の横あたりの壁につく。

ビクっとして、思わず目をつぶっちゃった。

『広瀬く・・ん・・』

「どうなんですか?
僕のこと、キライですか?」

身長160センチあるかないかの私を、
身長180センチ近い彼が、かがんでのぞき込んでくる。

ち、ちかいよ・・
< 3 / 199 >

この作品をシェア

pagetop