毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
玄関のドアを開け、ドアに背をもたせかけ
私は胸に手を当てる。
心臓が、飛び出そうだった。

は・ぁ・・

その場にへたり込む。

――――――美月~っ?帰ったの~?
――――――あ、お姉ちゃん帰ってきた~

奥から、お母さんと妹の声がする。

皆の毒舌プリンスは
私の前ではスイートプリンスだった。

それが
すごく
嬉しい。
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