毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
バスに乗り換えてやっと会場に到着。
光君が先にバスのステップから降り、
その後に続く。

ICカードがうまくしまえなくてモタついて
ステップから転げ落ちそうになった。

光君は、さっと私を抱きかかえる。

「・・っぶな。
気をつけてください。
ここでケガされたら、ショーに行けなくなります」

『ごめん』

光君は深く大きくため息をつき、
私の手をとった。

「しっかり、握って。」

『・・うん』
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