毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
「やきもち、ですね」
『ちがっ・・!』
「美月さん、アナタ、バカですか?」
『っっ!? バカじゃ・・』
「もっと、僕を、見てください」
『っ?!』
「あのモデルたちは、姉ちゃんの知り合い。つまり、僕とももともと知り合いなだけ。はじめてショーに出演したから祝福しただけです」
『え・・そ・・なの・・?』
「ったく。この僕が、喜んで、本気の笑顔で
モデルたちと話をしていたとでも思っていたんですか?
はぁ~美月さんにはガッカリです」
『ひどっ。光く・・』