毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
「まだわかってないみたいですが、美月さんは、僕と付き合ってるんだから。
余計なことは考えなくていいんです。
ただ、僕の隣に、いればいいんです」

『・・そもそも、付き合おうって言いだしたのは光君で・・』

「はい。確かに僕から言い出しました。
では、付き合うの、やめますか?」

『・・・・やめ・・な・・い』

「美月さん、ちゃんと覚えておいてください。」

『な・・に・・?』

「アナタ、バカですから。
だから、ちゃんと覚えておいてください」

『バカって・・』


光君は、大きな手を私の頭にのせて
シビれるような甘い声で言った。

「僕は、ちゃんとアナタが好きですよ。
本気で、美月さんを好きです。
だから、付き合おうと言ったんです。
そして、付き合うことを選んだのは
美月さん、アナタです」
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