毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
『ねえ、光君!』

私はこの後の予定として、
ここから近いところにあるショッピングモールのイルミネーションを見に行こうよ、
と言おうと
ガバっと後ろに振り向いた。

光君はビックリして、タオルを持ったままバランスを崩した。
光君を支えるつもりが・・
光君をソファに押し倒してしまった。

『!!!!!』

光君が下で、私が上。顔が、ちっかい・・

「なん・・です・・か・・」

『イ、イルミネーションを、見に・・行きませんか・・』

「・・あの、モールの?」

『う、う・・ん』

―――ヤバイ、口から心臓が飛び出そうだ
  早くどかなきゃ、って思うのに
  体が・・停止した・・
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