毒舌プリンスの甘いささやき【完結】
『◎△$♪×¥●&%#?!』
ああっ。
言葉が出ないっ。
この男がバカすぎて
こんな男を少しでも好きだった自分が
最強に許せなくて
私はモゴモゴと
言葉ともいえない何かを発しながら、
自然と涙が溢れてきた。
―――信じないで。
聞かないで、光君!
「見せてやろうか、タトゥ―」
カズが私の制服の背中の部分に手を伸ばし、シャツを捲ろうとしてきた。
ヤダッ
ヤダヤダッ
じゃり、っと。
光君が石を踏みしめる音が聞こえた。
・・・光君・・・
「べつに」
光君は一言だけつぶやいて、
帰っていった。
私はバカ男につかまってたから、
光君が左手のこぶしをぎゅっと握っていたことすら気づかず、ただただ悔しい思いだけを抱いて泣いていた。
ああっ。
言葉が出ないっ。
この男がバカすぎて
こんな男を少しでも好きだった自分が
最強に許せなくて
私はモゴモゴと
言葉ともいえない何かを発しながら、
自然と涙が溢れてきた。
―――信じないで。
聞かないで、光君!
「見せてやろうか、タトゥ―」
カズが私の制服の背中の部分に手を伸ばし、シャツを捲ろうとしてきた。
ヤダッ
ヤダヤダッ
じゃり、っと。
光君が石を踏みしめる音が聞こえた。
・・・光君・・・
「べつに」
光君は一言だけつぶやいて、
帰っていった。
私はバカ男につかまってたから、
光君が左手のこぶしをぎゅっと握っていたことすら気づかず、ただただ悔しい思いだけを抱いて泣いていた。