ツリーの伝説〜I wishyourlove forever
柊:雪、やっと入れたから会いに来たよ。柊だわかるか?。


母親:雪、柊くん、来てくれたわ。良かったね。もう一度三人で食事したいわね?。


父親:雪は頑張って来たんだ。ゆっくりおやすみ。


ピーー。装置が雪の呼吸が停止したのを告げた。そばにいた母親は泣き崩れてしまい、父親が支えていた。


智:すみません、バイタルチェックさせてください。チカっ、チカっ、(ライトをあてている音)。確認しましたが、反応無しですから、雪ちゃんは天国に旅立ちました。早すぎますし、もっと元気な雪ちゃん、見たかったです。


母親:雪、早すぎるわ。やっと学校に通えたばかりなのに、絶対に沙耶野さんは許さない。葬儀もきても追い払うからね。


柊:雪は頑張って来たんだから辛いけど、ゆっくり寝かせてやりましょう。


父親:柊君はしっかりしてるな。雪はいつも頼ってたようだからありがとう。母さん、今は雪だけのことを考えていよう。


母親:雪は何もしてないのよ。もっと元気なままなはずだったんだから納得いかないわよ。


柊:俺は先に帰ります。家族での時間大切にしてください。


母親:柊くん、せっかく来てくれたのに何も出来なくてごめんなさいね。


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