君の星、僕の星
きっかけは単純だ。
帰宅した英俊がシャワーを浴びている間に携帯電話を覗いたのだ。


リビングで気晴らしにアクセサリーのデザイン画を書いていると、英俊の携帯が震えた。
椅子にかけてあるスーツの上着のポケットの中だ。


直感としか言いようがない。
ただ、ピンときて手を伸ばした。


ロック画面にはたった今受信したばかりのメッセージが表示されている。

差出人は「A」。



『家に着いたよー』

< 111 / 123 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop