君の星、僕の星
松田先生は下げていた頭を中途半端に上げて、柿谷くんを見る。


「え?」

「クラスの皆でプレゼントを用意しました。」


教室内がまた盛り上がり先生の顔が綻ぶ。


「えー、何?ていうかまずは担任の先生に用意しろよ!」

「貰ったよ、昨日のホームルームで。たぶん同じものを」

「当然、女の子から貰った方が嬉しいだろうという事で。クラスを代表して、女子の委員長の佐藤未央さんから渡してもらいます!」


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