君の星、僕の星

「おはよ。」


扉の向こうに立っていたのは案の定アヤだった。
初夏の日差しに照らされた笑顔が目に染みる。


「また来たのかよ」

「パン焼いてきたの。一緒に食べよう?」


アヤは大きなバスケットを俺に見せながら言う。

軽く頷き返して部屋に入れた。
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