君の星、僕の星
「お。いいところに来たな」
扉を開けた彼は、私の顔を見るなりニンマリ笑った。
「キミだけに特別課題を授けよう。俺の引っ越し準備の手伝いだ」
「えーっ」
脱いだローファーを揃えながら彼に続いて部屋に入る。
見慣れたワンルームの端には段ボールが積み上げられていたが、床に散らかった物の方が圧倒的に多かった。
「ちょ……全然進んでないじゃん」
「少しずつやってたつもりだったんだけどな。卒論が忙しくてね?」
「もー。」
とりあえずその場に屈み込み、余っていた段ボールを組立てていく。
「しっかりしてよ、先生。もう大人なんだから」
「はは、」
彼は短く笑って
私の隣に座った。
「ホント未央といると、どっちが先生かわかんねーな。」
扉を開けた彼は、私の顔を見るなりニンマリ笑った。
「キミだけに特別課題を授けよう。俺の引っ越し準備の手伝いだ」
「えーっ」
脱いだローファーを揃えながら彼に続いて部屋に入る。
見慣れたワンルームの端には段ボールが積み上げられていたが、床に散らかった物の方が圧倒的に多かった。
「ちょ……全然進んでないじゃん」
「少しずつやってたつもりだったんだけどな。卒論が忙しくてね?」
「もー。」
とりあえずその場に屈み込み、余っていた段ボールを組立てていく。
「しっかりしてよ、先生。もう大人なんだから」
「はは、」
彼は短く笑って
私の隣に座った。
「ホント未央といると、どっちが先生かわかんねーな。」