近くて遠い想い
な『あっ、いいこと思いついた!
まだお昼だし久しぶりにあそこ行こ!』

香『いいね!行こ!』

あそこというのは4人が小さい頃よく遊んでいた砂浜。最近は忙しくなかなか行けていなかった。

來『あのさ〜』

香『どうしたの?』

來『俺昼ごはん食べたいんだけど』

優『確かに…腹減ったな』

な『ならさ、香織の家のパン買ってこ!』

來『たまにはいいこと言うじゃん!』

な『なによ!たまにはって』

優『香織、大丈夫か?』

香『うん!パパもママも喜ぶよ!』

な『やったー』

香『來もそれでいいかな?』

香織が覗き込むように來の方をむき尋ねる。

來『あ、うん(照)もちろん!』
(不意打ちはいくら香織でも照れる)

な『レッツゴー!!!!!』
(なんかモヤモヤするな〜。お腹すきすぎかな?)

なずなは最近、今まで感じたことのない感情をもつようになり少し戸惑いつつもあまり気にしてはいない様子。
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