アイビー。
「おはよー、って柴崎その顔どしたの?」
「こけたとか定番言うなよ。」
教室に入ると、みんなが壱を囲む。
「ケンカだよ。俺の意志で」
壱は笑ってみんなを交わす。
「大丈夫?壱君、絆創膏あるよ」
はい、と手渡された絆創膏。
「サンキュー、宇佐」
「ううん。壱君って意外とやんちゃさんなんだね」
「えー。やんちゃかな?」
朝は剥がしてた絆創膏。
ミユキちゃんのだから、つけるの?
学校はいつも通り時間が流れて、
気付けば家の前。
「じゃあな」
「ばいばい」
結局ずっと、壱は絆創膏を貼ったままで。
結局ずっと、
私は壱の目が見れないでいた。
「こけたとか定番言うなよ。」
教室に入ると、みんなが壱を囲む。
「ケンカだよ。俺の意志で」
壱は笑ってみんなを交わす。
「大丈夫?壱君、絆創膏あるよ」
はい、と手渡された絆創膏。
「サンキュー、宇佐」
「ううん。壱君って意外とやんちゃさんなんだね」
「えー。やんちゃかな?」
朝は剥がしてた絆創膏。
ミユキちゃんのだから、つけるの?
学校はいつも通り時間が流れて、
気付けば家の前。
「じゃあな」
「ばいばい」
結局ずっと、壱は絆創膏を貼ったままで。
結局ずっと、
私は壱の目が見れないでいた。