如月探偵事務所‼︎①〜謎の力と仲間達〜
「落ち着いたか…?」
「うん。」
1つのテーブルを挟んで向かい合う
2つのソファーに
私達はそれぞれ座っていた。
「ココア」
横からそっと葵くんが私にココアを
渡してくれた。
あったかくて、とても心地いい。
それに、とても美味しくて
懐かしい味だった。
「ごめんなさい。
本当にみんなのこと忘れているの。」
勇気を出して打ち明ける
「だろうね。」
薫くんが腕を組みながらそう言った。
「大丈夫。お前のせいじゃないから」
ポンポンっと
翠にぃは頭を優しく撫でてくれた
「俺は気にしないよ?
また思い出作っていけばいいじゃん」
冬雅くんが笑顔でそう言ってくれた
みんな優しい…
「そーだな。よし、さな‼︎
まずはここの説明をする。
ここはその名の通り如月探偵事務所。
探偵をしている。
そして俺がここの社長様だっ‼︎」
翠にぃはドヤ顔で説明を始めた
「俺は会計をやってる。
予算とか、まぁそこらへん」
葵くんは
面倒くさそうに、でもちゃんと
自分から説明をしてくれた。
「それで、俺が書記‼︎」
「僕は掲示とかだよー」
薫くん、冬雅くんも続けて説明してくれた。
「俺は…説明しにくい」
翔が申し訳なさそうに言った
「私は何だったの?」
「「何でも係‼︎」」
みんなが声を揃えて言った
「ナンデモカカリ…?」
冬「そうそう!
手が足りてないところを手伝ったり〜」
葵「あと、掃除もしてた」
翠「こいつらと俺のために
ご飯も作ってくれたりしてたぞ」
薫「それともう1つはぁ〜…」
それって何でも屋さん!?
「もう1つは…?」
翔「未来予知」
「へぇ〜……………え!?」
未来予知ってアレだよね!?
未来で何が起きるかを予測するやつ。
え?どうやって?私占い師だったの!?
「あー君はまだ、何も知らなかったよねっ」
そう言って薫くんは
私の目を見ながら顔を近づけて来た
やっぱり綺麗な青い目…
「君はさっきまで家で、
フレンチトーストを食べてたんだねっ」
「えっ!?」
口の周りに何かついてた!?
焦って手で口を覆い隠す
「大丈夫、口の周りには
何もついてないから安心して」
「よ、よかったぁ…え。じゃあ何で…?」
どうして分かったの?
「これが僕の能力だからだよ」
「能力…?」
薫「よく思い出して?
君がヤンキーに襲われた時…」
「あ!いつの間にか河川敷にいた時の‼︎」
冬「いつの間にか移動してたのは
俺の能力だからねっ」
「す、凄い✨」
薫「その時も君が嘘をついてないって
僕は推理したでしょー?」
「え。あれって私を信じたんじゃなくて
能力だったの…」
薫「前の君とは違うんだもん
どんな人間か分からないよ」
うぅ…
何気にグサッとくるな…
翔「あんまりそういうの
直接言ってやるなって」
冬「そうだよ‼︎
薫は少し言い過ぎだよ‼︎」
薫「だって…」
葵「それに、こいつが変わったのは
俺達のせいだ。何も言えない。」
翠「そうだなぁ」
シーン
またみんなの空気が暗くなった
ど、どうしよう
私が焦っていると
コンコンコン
ドアの方からノックが聞こえてきた。
「お客さん…?」
冬「そうだ!実際に見せた方が
わかりやすいんじゃないかなっ?」
葵「冬雅にしては良いアイディアだ」
薫「よーしっ頑張るぞ〜」
翠「はいはーい。今あけまーす」
翠にぃがドアを開くと
そこには1人の女性が立っていた。
「あのぉ…
ここが如月事務所で
間違い無いですか…?」
そしてこれが私の
不思議な人達と能力を知っていく
最初の物語の始まりとなった。
「うん。」
1つのテーブルを挟んで向かい合う
2つのソファーに
私達はそれぞれ座っていた。
「ココア」
横からそっと葵くんが私にココアを
渡してくれた。
あったかくて、とても心地いい。
それに、とても美味しくて
懐かしい味だった。
「ごめんなさい。
本当にみんなのこと忘れているの。」
勇気を出して打ち明ける
「だろうね。」
薫くんが腕を組みながらそう言った。
「大丈夫。お前のせいじゃないから」
ポンポンっと
翠にぃは頭を優しく撫でてくれた
「俺は気にしないよ?
また思い出作っていけばいいじゃん」
冬雅くんが笑顔でそう言ってくれた
みんな優しい…
「そーだな。よし、さな‼︎
まずはここの説明をする。
ここはその名の通り如月探偵事務所。
探偵をしている。
そして俺がここの社長様だっ‼︎」
翠にぃはドヤ顔で説明を始めた
「俺は会計をやってる。
予算とか、まぁそこらへん」
葵くんは
面倒くさそうに、でもちゃんと
自分から説明をしてくれた。
「それで、俺が書記‼︎」
「僕は掲示とかだよー」
薫くん、冬雅くんも続けて説明してくれた。
「俺は…説明しにくい」
翔が申し訳なさそうに言った
「私は何だったの?」
「「何でも係‼︎」」
みんなが声を揃えて言った
「ナンデモカカリ…?」
冬「そうそう!
手が足りてないところを手伝ったり〜」
葵「あと、掃除もしてた」
翠「こいつらと俺のために
ご飯も作ってくれたりしてたぞ」
薫「それともう1つはぁ〜…」
それって何でも屋さん!?
「もう1つは…?」
翔「未来予知」
「へぇ〜……………え!?」
未来予知ってアレだよね!?
未来で何が起きるかを予測するやつ。
え?どうやって?私占い師だったの!?
「あー君はまだ、何も知らなかったよねっ」
そう言って薫くんは
私の目を見ながら顔を近づけて来た
やっぱり綺麗な青い目…
「君はさっきまで家で、
フレンチトーストを食べてたんだねっ」
「えっ!?」
口の周りに何かついてた!?
焦って手で口を覆い隠す
「大丈夫、口の周りには
何もついてないから安心して」
「よ、よかったぁ…え。じゃあ何で…?」
どうして分かったの?
「これが僕の能力だからだよ」
「能力…?」
薫「よく思い出して?
君がヤンキーに襲われた時…」
「あ!いつの間にか河川敷にいた時の‼︎」
冬「いつの間にか移動してたのは
俺の能力だからねっ」
「す、凄い✨」
薫「その時も君が嘘をついてないって
僕は推理したでしょー?」
「え。あれって私を信じたんじゃなくて
能力だったの…」
薫「前の君とは違うんだもん
どんな人間か分からないよ」
うぅ…
何気にグサッとくるな…
翔「あんまりそういうの
直接言ってやるなって」
冬「そうだよ‼︎
薫は少し言い過ぎだよ‼︎」
薫「だって…」
葵「それに、こいつが変わったのは
俺達のせいだ。何も言えない。」
翠「そうだなぁ」
シーン
またみんなの空気が暗くなった
ど、どうしよう
私が焦っていると
コンコンコン
ドアの方からノックが聞こえてきた。
「お客さん…?」
冬「そうだ!実際に見せた方が
わかりやすいんじゃないかなっ?」
葵「冬雅にしては良いアイディアだ」
薫「よーしっ頑張るぞ〜」
翠「はいはーい。今あけまーす」
翠にぃがドアを開くと
そこには1人の女性が立っていた。
「あのぉ…
ここが如月事務所で
間違い無いですか…?」
そしてこれが私の
不思議な人達と能力を知っていく
最初の物語の始まりとなった。