如月探偵事務所‼︎①〜謎の力と仲間達〜

新しい出会い



「〜っ………っーーっ」



ヴぅ。ウルサイ。


私これでも病人じゃない?




それなのに騒ぎますか…?







少しムカっとしながら


重たい瞼を開け、声のする方を見る


人数が増えてる…⁇

男の人…2人?
女の子が1人

増えてる…




あ。ちゃんと前の
目が覚めたときのこと
覚えている…。




少しホッとした。






「あぁぁぁぁ‼︎起きた⁈」




めちゃくちゃ大きな声で…ウルサイ。

目をキラキラさせてなんか…
ベビーフェイスな子…。


「おいコラ。病室で大きな声出すな」
あ。まともな人もいた…



言うの遅い


それに君たち誰




何か…え…かなりの美形
イケメン…


「イ………」


「うわぁぁぁぁ‼︎
第一声にイケメンって‼︎
やっぱ僕の美貌は病人にも通用するんだ♪」

かっわいい顔で笑うけど…
ごめん…君はそれよりも…
君は…

「カワ………」

可愛い方です。


「可愛いって言い直されてるぞ〜」


「それは知ってる〜」

知ってるのかよ。ナルシストか




え。なんで会話通じてるの





「もう大丈夫?頭痛くない?」
お母さんが話しかけて来た


「うん…。大丈夫…」
そう言って起き上がる。

やっぱり少しズキズキしてる。



あれ。
奥にもう1人男の子発見。

この子もイケメン


なにこのレベルの高い子達





「おねぇちゃん。大丈夫?
ごめんね。おねぇちゃん。ごめんね。」

そう言って女の子が抱きついて来た


さっき見えた女の子


私は…妹いなかった気が…



「君はね〜
みゅ〜ちゃんかばって
トラックに跳ねられたんだよ?」



さっきのナルシストで可愛い顔の子が言う



みゅ〜ちゃんはきっと
この小さい抱きついて来ている子だ。


「そ。そう…なの?」

私はそっとその女の子の頭を撫でて

「無事で…良かった…」



そう言って笑ってみせた

こんなに小さいのに自分をかばって

目の前で人が跳ねられるとか

そんな怖い体験させてしまった…


可哀想なことをしたな…

私だったら申し訳なさか、
恐怖で頭がおかしくなっていそうだしね




正夢に出てこないように

早く元気にならなきゃ





あ。


夢?の中の
あのクラクションやブレーキ音。

光もそれだったのかな…?



でも声は…?




あれ?

でもこの声の前に

何か見えたような…



なんかものすごく怖い事。


なんだったっけ。





まぁ怖いものまでも
思い出さなくていいかっ‼︎




わたしが1人で色々と考えてると



みゅ〜ちゃんは笑顔で
「うんっ!」
と答えてくれた


ズッキューーーーーン☆



天使だ…天使が舞いおられましたぁぁぁ


「お母さん…
どうしよう…天使が見える…」


よく見たら

すごく可愛い。可愛すぎ!


「ははははっ君って変な子〜」
ナルシストの可愛い子に
馬鹿にされてしまった。








君だけには言われたくない
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