如月探偵事務所‼︎①〜謎の力と仲間達〜
歩み
葵「で…君は?」
咲「へ…?あ。私?!」
急に振られたのでビックリした…
冬「俺も知りたいな〜君の事っ‼︎」
戸惑って、お母さんを探していると
みんなの自己紹介の間に
いなくなったみたい…
まぢか…
咲「私の名前は…如月咲菜…
…………………………………………デス。」
なにを言えばいいのか分からなくなって
名前だけ言った。
薫「それは分かるよ〜っ‼︎
病室の前に書かれてるもんっ‼︎」
あ…確かに…
葵「君、友達とかはいないの?
入院中誰もお見舞いに来なかったけど…」
え…誰も?
咲「私は…友達…いた…と思う…。」
あれ。いた気がするのに。
名前が…顔が…思い出せない…
アレ?
ズキン。ズキン。ズキン。
まただ。頭が痛い。
冬「ごめんっ‼︎頭痛い?
無理させてごめんね⁈寝てなよ‼︎」
私が頭を抑えて痛みに耐えてると
慌てて冬雅が私をベットに眠らせた
冬「大丈夫?ナースコール必要⁈」
顔が少し青ざめてる…
咲「全然大丈夫。ありがとね」
笑顔を作ると
冬「そ、そう?良かったぁぁ。」
とても安心した様子だった。
心配してくれて…優しいな…
薫「葵が酷いこと言うから‼︎
友達いない子にこんな事聞くなんて‼︎
君ったら本当に意地悪だなぁ〜?!」
え。いや…別にいないわけじゃ…
地味に君も酷くない?
でも覚えてないし来ないって
やっぱりいなかったんじゃ……
「違うっ‼︎おねえちゃん友達いなくない‼︎
みゅ〜とにぃに達いる」
そう言ってまた強く抱きしめて来た
あぁ。そう言えば…
この子ずっと私にくっついてたんだった
咲「みゅ〜ちゃん?ありがとね
おねえちゃんお友達なってもいいの?」
冬「こいつは俺の妹だ‼︎みゅ〜‼︎自己紹介」
美「うん‼︎東雲 美優 SINONOME MIYUデス‼︎
6歳です‼︎おねえちゃんはみゅ〜の
お友達デス‼︎」
6歳…つ
10違う…可愛すぎるよぉぉぉ‼︎
冬雅め。羨ましすぎるぜ…
葵「話戻していいか?
お前さっき…いたはずって言ってたけど…
もしかして、
記憶…ないのか?」
ドクン。
確かに私は…何も思い出せてない…
静かに私は頷いた。
咲「何も…覚えてない」