命の祈り【仮】

「そろそろ夕食の時間だ。
病室に戻らなくていいのか?」
振り替えると見知らぬ赤毛の男が話しかけてきた。

「あなた誰?」
ちょっとチャラい印象の彼。

「ここの病院の患者。」
彼は簡単にそう答えた。
知らない人なのになんか落ち着く...

「お前は?」
「わたしは今日から入院するの。」
「そか。」

会話は短くてちょっとそっけない。
でも自然ともっと彼を知りたいと思うの。

「あなたの名前は?」
「せいや。お前は?」
「みかる...」

そか。彼はそういってわたしに背を向けた

「夕食くるぜ。しっかり食わないとよくなんねーぞ。」
そう言い捨てて彼は去った。

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