命の祈り【仮】
「多分迷惑だと思う。でも自分には嘘つけない。ごめん、俺みかるが好きだ。」
「え...?」
耳を疑った。
わたしのことが好き?
「ごめん。やっぱ...迷惑だよな。」
せいやは寂しそうな声でわたしから目を反らした。
わたしはうつ向いた。
嬉しい気持ちとこの先の辛いことと...
でも、今しかないこの時間を二人で
過ごしたい。
「ずっとわたしが心に閉まっていた気持ちをいっちゃダメだよ...」
わたしは泣いた。閉まっていた気持ちが溢れだして今にも心がはち切れそう。
するとせいやが抱きしめた。
「時間は短くてもなんでも俺がみかるを世界で一番幸せにするから。絶対に。」
「うん。」
わたしは強くせいやを抱きしめた。