命の祈り【仮】
「やぁ、毎日楽しいかい?」
「毎日楽しい。せいやがいるからかな?」
そうわたしははにかんだ。
「そっか。でも、君にはどうしても伝えなきゃいけない事があるんだ」
深刻な声でわたしに話始めた。
「君の余命はあと一週間だ。」
え...。
「少し...早まった...?」
わたしは命の灯火が消える時を告げられた。命が限られていたのは知っていた。
だけどいざ告げられたら
"まだ死にたくない"
そう思ってしまう。
すると光の中の誰か更に続けた。
「最後の準備を...後悔のない毎日を...
それは君だけじゃなくてパートナーも同じさ。次僕が来るときはお迎えのときだ。
最後をしっかり楽しんでね。」
すると光が引いていった。
わたしは暗がりにひとり涙した。
わたしだけではなく、せいやも先が短いんだ...
「おーい、みかるー!」
せいやの声が聞こえる...
どこなの?せいやー・・・