命の祈り【仮】

せいやの抱き締める力が昨日よりも格段に無くなっていた。

そしてわたしは両足に力が入らなかった。
近い...終わりは近くまで来ている。

私たちは話し合って一泊諦めて地元に帰ることにした。
今日は水族館へ行くはずだったのに...

「ごめんね...」

「みかるが謝ることじゃないよ。俺たちの病気が悪いんだ。」

そしてお母さんに連絡して先生に病院に戻ることを伝えてもらった。
お母さんはとても心配そうな声をしていた。
「大丈夫なの?」

「疲れが出ちゃったのかな?でも大丈夫だよ!」

するとお母さんはそう。気を付けてかえってきてねと言って電話を切った。

空港に向かう途中せいやに夢の話をした。

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