命の祈り【仮】
その後空港から3人で病院へ向かった。
病院に着くなり別々の病室へ。
元いたあの部屋
また寂しい時間が始まる...
お母さんはわたしの身の回りのことを軽くすると仕事あるからと言って帰ってしまった。
あと一週間
最後にできることはなにかな?
結婚してみたかった。
どこかの映画みたいにはいかないか...
最後まで二人で居たいよ
歩くこともままならない
固形のご飯を食べるのも難しい。
あとどれくらいで息が止まってしまうのか。
想像するだけで怖い。
ひたすらそんなことが頭の中で廻る。
ベットに寝そべり何時間たったかな?
気づけば外はもう星が見えるほど暗くなっていた。
「せいや...」
死ぬときは一緒だよ
血迷った考えが私の頭を過る。