混沌の彼方

ある日,人間たちは

あることに気がついたんだ。




僕が感情を持っている,ということに。




別に僕は感情を隠していた訳では無い。

表す必要がなかったから

表さなかっただけで

いつも何かしら考えていた。




でもそれは

人間たちにとって

とてもとても大きな

過失らしかった。

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