アラサーの恋愛事情。
「おはよ」

「……ひゃっ…っ!」

悪戯に笑う候がこちらを見ていた。

「ちょっと!起きてるなら起こしてよね。てか なんで裸っ!?」

「途中で暑くなったからだよ。俺はよく耐えたな〜 」

耐えた?

なに意味不明なことを言っているんだ。

それからまたギュっと抱きついてきて。

「ちょ、ちょっと!暑いんやないと?」

「うーん ……もうちょっとだけ。俺にご褒美ちょうだい?」
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