アラサーの恋愛事情。
「行くぞ。はぐれるなよ?」

と言って手を繋いできた。

「……っ、」

候にとってはたわいもない普通の事なんだろうけど。

なんだかんだ、やっぱりドキドキしてしまう。

行くお店は決まっているみたいで、3階建てと広い店内も迷う事なく進んでいく。

私は候にただただ着いていく訳であって。
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