蘭王と1輪の黒百合
しかも、車に乗る時に

「おせーんだよ。まじで置いてく所だったぞ」

キレ気味にそう言われカチンッ


我慢だ。我慢するんだ陽葵。

ここは 大人になった方が勝ちだ。


「ごめんなさい。」

多少の皮肉を込めて謝る。


これはストレスが溜まりそうだ…

翔くんに影響しなければいいけど…



そんなことを思ってるうちに 車は発進する


車内は静か。

だって 私達はそこまで仲が良い訳では無い

いや。違う。
ただ、私が避けられてるだけ。

「ねぇ。」

「…」

「今日何が食べたい?」

「…」
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