蘭王と1輪の黒百合
そして、食べ終わった食器を 洗って
私は翔くんをお風呂に入れる。


「お姉ちゃん。僕ねお姉ちゃんみたいな人に拾われて良かったって思ってるんだ!」

翔くん…

「もう私と翔くんは家族同然よ!!」

裸同士のハグは恥ずかしかったけど
ハグせずには居られなかった。


しっかりと翔くんを洗って 着替えさせた。


「よし!翔くん!次は歯磨きだよ!」

「うん!」

嫌がりもしない翔くんは本当にいい子だ。
一緒に歯磨きをして 二階の翔くんの部屋に向かう。


ベットに横になる翔くん。

「お姉ちゃん。一緒に居て…」

夜になると夢を見る。
その夢には母親が出てくるんだって。
< 121 / 223 >

この作品をシェア

pagetop