蘭王と1輪の黒百合
名前しか覚えてないからどうすることもできなかった。ただ 繁華街の出口を探してた。

「姉ちゃん?1人?」

「いい体してんな」


襲われそうになった私。
もちろん 喧嘩なんてできなかったし、相手は2人。


抵抗しても効かないし 諦めかけてた時

「なにしてんの?俺も混ぜてよ」


そこには1人の男が立っていた。

更に1人加わるなんて絶望的だった。


彼は近づいてきて 私ではなく周りの男の肩を抱いて いきなり投げ飛ばした。
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