蘭王と1輪の黒百合
「あの合コンに参加するとか馬鹿だよね」

いきなり優しいホルモンが消える奏翔さん

あれ…やばい?


「あそこに居る男女 ほとんど体目当てだよ。沙織ちゃんはそんなの知らないから君を連れてきたんだよ」

「そ、そんな!沙織に知らせないと!」


急いで戻ろうとすると… グイッ

「キャッ!」


「つまり。俺も体目当てってわけ」

そ、そうだった…


「最初は地味な奴だと思ったけど いい体だったから近づいてみたら 顔まで良いとか…なんか得した気分」

「ちょ…!んっ…」

無理矢理キスされる。

嫌だ… こんな人とキスなんてやだ!

肩を押しのけてもビクともしない。


「俺の家すぐそこだから」

そう言い手を引っ張られる。


「いやだーーー!」

大きな声で叫ぶがここは人気のない路地

すると「離せ」どこからか声が…
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