蘭王と1輪の黒百合
「好きになればいい。もっと俺のこと」

馬鹿じゃない?広大のために、広大の好きな人のために頑張ってるのに…


「そんなの広大にも広大の好きな人にも悪いじゃん。だからこの思いももう終わらせるの!」

そう。終わらせなきゃだめなんだ。。


「じゃぁね私の大好きだった広…んっ」

またこいつキスで塞ぎやがった!


唇が離れると
「お前なんか勘違いしてねーか?」

なにを勘違いしてるのよ!


「俺の好きな奴って誰だと思ってんだよ」

知らないよ…


「知らない女の人」

「はぁ…」

ため息を漏らす広大。

「お前って呆れるほど鈍感。」
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