蘭王と1輪の黒百合

-ずっと…-

-4年後-

あのクリスマスの日から私達3人は毎年クリスマスと誕生日はあのツリーでお祝いをしている。


「いつ見ても綺麗だね。このツリー」

「ほんとに…」

小学4年生になった翔。
どんどんカッコよくなっちゃって今ではクラスの女子の注目の的。
(私調べ)


「翔。」

「うん。」

広大が翔の名前を呼ぶと翔は私を近くのベンチに座らせる。
そして隣に座る。



そして私の前で片膝を付いてるスーツ姿の広大。


「俺の生命よりも大事なものが2つできた。それを守り抜きたい。陽葵。結婚してくれ」

スーツ姿で大人っぽくなった広大に指輪を渡される。

もう涙で視界が見えない。


もう返事なんて一つしかない。


「はい!」


翔からはおめでとうと祝福された。

「家族3人で幸せに過ごそうね!」

「おう!」

「うん!」
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