蘭王と1輪の黒百合

私は急いでアルバイト先へ向かう。


「陽葵ちゃ〜ん！」ギュッ


アルバイト先に到着すると同時に私に飛びついてきたのは私を雇ってくれた原田さん。


「さ！すぐに撮影を始めようかしら！」



私はメガネを外し カラコンも外す。
ウィッグを外し 元の姿に戻る。

私が有名なモデル"MALI"っていうことは
原田さんとカメラマンしか知らない。



「きゃー！陽葵ちゃん可愛いすぎる！！」

そしてまた抱きついてくる原田さん。


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「もうちょっと目線上げて〜」

「いいねー！」