蘭王と1輪の黒百合
そこには 月の光を浴びた 綺麗に揺れる金髪。

そうだ。あの時の金髪さん。


「お、お前には関係ねーだろ!」

声は震えているが 金髪に向かって殴りかかろうとする 数人の男。



しかし、それを華麗に1つ1つ避けて、確実に急所に蹴りやパンチを入れる。そして 異質なオーラを持っている。


気づいたら辺りには倒れている男達。


「…何してる」


不機嫌そうに問う金髪。


「別に。助けてくれてありがとう。」

そう言い 立ち上がる。


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