蘭王と1輪の黒百合
うん。だろうね。この立派なマンション。

納得だよ。


「助けてくれてありがとうございました。でわ…」


そして、立ち上がり玄関に向かおうとすると …ドンッ

こ、これわ 少女漫画でお決まりの 壁ドン!
まさか こんな私が体験するなんて…


じゃなくて!


「なに逃げようとしてんだ。」

うわーー。怖いな…


「ソンナ、ニゲヨウナンテ。。」

またカタコトになった。
これじゃバレるよ!!


「嘘をつくな。あと、コイツが起きた時俺みたいなのが居たら絶対泣くだろうが!」

あら。そういうことか!


「フフッ」

あ!しまった。。


一瞬で不機嫌になるその男。


「笑ってんじゃねーよ。」
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