蘭王と1輪の黒百合
「あぁ。」

短くそう言った東城さんは リビングに向かった。


「君の名前はなんて言うの?」


「相澤 翔」

ドキッ! 翔… その名前だけで 私は反応する。

他人なのに、全くこの子には関係無いのに
胸が痛い…


「おねーちゃん?」

心配そうに見つめる 翔君。


「だ、大丈夫!歳は何歳?」

「5歳だよ。」

やっぱり…


ガチャ

東城さんが飲み物を持ってきてくれた。
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