蘭王と1輪の黒百合
チュンチュン


「ん…」

朝が来たことを鳥の鳴き声によって知る。

トントン。ノックが聞こえた。

「陽葵ちゃん?起きた?」

扉の外から立島さんの声が聞こえる。

「立島さん。おはようございます。」

「おはよう。朝ごはんできてるからこっちにおいで。」

「はい。」


ウィッグをかぶり、カラコンをしてリビングに向かうと 東城さんと翔くんは起きていた。


「お前起きるの遅い」

5歳より起きるのが遅いなんて…落ち込む!


「す、すみません。」


「さっさと飯食え。」


すごく美味しそうな朝ごはん!
あれ?朝ごはん食べるのいつぶりだろう?


「いただきます!」

お!美味しい!
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