蘭王と1輪の黒百合
「やっぱりここだ。」


入ってきた人物は1人の男の子。


「さっき綺麗な歌声で歌ってたのは君だよね?」


ど、どうしよう…


「は、はい… す、すみません?」


「アハハハッ!なんで謝るの?しかも疑問形!」

なぜか その男の子は1人でお腹を抱えて笑ってる。

不思議な人だ。


「ごめんね。驚かせちゃって」

彼は可愛い笑顔で謝ってくる。



「い、いいえ…大丈夫です」
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