きっと手の届かないモノ


君は、

透明な丸いものに入っていた。


目を瞑って、

丸まって浮かんでいた。


僕は思わず手を伸ばした。


でも、

触れることは出来なかった。


触れたら、

壊れてしまいそうで。

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