私限定の甘さ

休み時間、怜と廊下を歩いていると


「愛ちゃん!!」


高木が走りながらこっちに来た。


ズキッ──


なんだか胸が痛い…


「昨日…どうだった…?」


やめてよ…


そんな、心配でたまらないって顔しないでよ


「仲直り…できたよ…」


高木は、嬉しそうな悲しそうな顔をしていた。


「そっか、よかった」


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