私限定の甘さ
ドキッ──
なにこれ…本当になにこれ…?
なんか、すごく高木がかっこよく見える。
なんだか、高木の周りがキラキラしてるような気がする。
これが、俗に言う恋の病ってやつ?
「た、高木!!」
ぼーっとしてたら、だめ。
告白するって、決めたんだから!
「ん?どしたの、愛ちゃん?」
どうしよう…。
私を呼ぶ声が優しくて思わず顔が赤くなる。
やばっ。
私は、慌てて赤くなった顔を下げた。
「あ、あのさ…
今、時間ある!?」
「うん。あるけど…。
何か用でもあるの?」
高木は、「愛ちゃんが俺に用事って珍しいね」と笑っている。