私限定の甘さ
「愛ちゃん?もしかして、熱でもあるんじゃない?」
私の顔が赤いのを熱があると勘違いしたのか、
高木は、私のおでこに手を当てた。
わっ!!
そんな、急に触られるともっと顔赤くなっちゃうよ…。
「熱くはないんだけどな…
でも、さっきより顔赤いし…
愛ちゃん、しんどくない?大丈夫?」
本気で私を心配している顔だ。
本当に高木は優しい。
そんなところも大好きだ。
いつからこんなに好きになったんだろう。
本当に、好き…大好き…
「好き…」
思わず口に出してしまった。
高木は、驚いた顔をしている。